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美術陶芸コース

    美術陶芸コース卒業生の活躍


上矢部高等学校美術陶芸コースを卒業し、美術に携わる仕事をしている方を紹介します。

17期(2002年)卒業生の池田 拓馬さん

    Q,1 現在どんな活動をしていますか?

 現在は青森県八戸市を拠点に映像を用いたインスタレーション作品を制作しています。また、八戸学院短期大学幼児保育学科で美術の専任講師もしています。


    Q,2 高校卒業後の進学先と、その学校を選んだ理由を教えてください。

 東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻に進学し、その後東京芸術大学大学院美術研究科油画専攻へ進学しました。理由はデザインや工芸、彫刻よりも絵を描くことを追求したかったからです。東京造形大は推薦が頂けたので進学を決め、卒業後にもう少し制作に集中する猶予期間が欲しかったので大学院への進学を決めました。


    Q,3 進学先での学習や現在の活動に、上矢部高校でのどのような経験が生きましたか?

 「今できることをやる」という気持ちで活動をしています。それは何事も環境や自分の未熟さのせいにしないということです。上矢部高校ではキャンバスを買うお金がなければベニヤ板に絵を描きました。描きたい絵が大きすぎれば昇降口でも描かせてもらいました。そうやって頑張っていると先生や先輩、友人が応援してくれました。その経験が今ではどんな環境にいても自分にできることを100%やりきろうという前向きな気持ちを育んでくれました。

    Q,4 在校生にメッセージをお願いします。 

 高校時代は絵を描くことや勉強、友達と遊ぶこと、真剣な悩みからくだらない悩みまで全てに一生懸命向き合うことができた時間だったと思います。そういう中で出会う先生や友人たちはきっと人生の中でかけがえのない存在になるはずです。正しいか正しくないかは誰にもわかりませんが、今できることを100%頑張り楽しんでください。


    参考作品画像

            池田2

(左)『けされる絵/描かれるじかん』 "Time paint" 2016
メディアプレイヤー、プロジェクター、壁画 25分
八戸ポータルミュージアム はっちにて

(右)『主観的な経験にもとづく独特の質感』”qualia” 2014
木材、石膏ボード
第10回造形現代芸術家展/東京造形大学附属横山記念マンズー美術館
                                 



23期(2008年)卒業生の瀬川 祐美子さん (2016.4.27掲載) 

    Q,1 現在どんな活動をしていますか?

 画家として活動しています。絵画制作、ギャラリーでの作品展示はもちろんのこと、街中でのライブペイントやワークショップを行ったりと、自分が絵を描くことで自分自身と周りがどう変化し、どんな影響を与えられるかを考えながら活動を行っています。

    Q,2 高校卒業後の進学先と、その学校を選んだ理由を教えてください。

         高校卒業後は予備校での二年間の浪人生活を経て、東京藝術大学油画専攻へ入学しました。
  幼い頃から絵を描くことが好きで、それは高校生になっても変わらなくて、「卒業後も制作を続けたい!」「美術系ならどこでも…でも折角なら4年間みっちり 絵を描きたい!」という一心から美術系大学への進学を決めました。そして、「どうせだったら狙うのは一番難しいところかな?!かっこいいかも!」というな んとも単純な理由で東京藝大に決めました…。
 しかし、いつでも志は高くありたかったので、そういう意味では明快な理由なのかもしれません。


    Q,3 進学先での学習や現在の活動に、上矢部高校でのどのような経験が生きましたか?

 まず、「ゼロからでも作品を生み出せる」ようになったのは、上矢部高校の制作環境によるものだと今でも強く思います。技術は勿論必要だけれど、その前に 「描きたい」という気持ちを優先させてくれました。そのおかげで、自分の中に伝えたいことやモチーフを存在させておくことがいかに大事かということを高校 で学べました。
 美術の授業ではテーマや扱う材料は指定されるものの、作り出したらひとりひとりの考えを優先させてくれました。その中で、先生は作品を見て完成度を上げるための指摘など、ひとりひとりに合わせて指導をしてくれました。
 校内には今までの生徒が制作してきた作品で埋め尽くされていました。入学当初は圧倒されていましたが、日常に美術作品が溢れていることで、「作品を見る」という姿勢が自然に身につくようになりました。


    Q,4 在校生にメッセージをお願いします。 

 こんなところで偉そうにコメントを書く日が来るとは思えないほど、高校生の頃の私は毎日好きなことしかおらず、ふざけた生徒のお手本のような存在でした(笑)。
 それでも、そんな私の良いところを見つけて伸ばしてくださり、駄目だと思うところはちゃんと叱ってくれる先生方や友達に恵まれていたのだと思います。
 そして、高校の恵まれた環境があったからこそ、のびのびと制作に集中することができました。
大人になった今でもこの感受性を保てるのは、きっとあの頃のわたしが楽しく絵を描けたからだと思います。その時の経験が根っこになって、今の私を支えてくれています。
 高校生の時にしか見ることの出来ない景色を、沢山たくさん見つけてください!


    活動の様子

瀬川祐美子            

                                        街中でライブペイントをする瀬川さん


26期(2011年)卒業生の柏村 明香さん

    Q,1 就職先について

        アニメーション制作会社に入り、アニメの背景を描く仕事をしています。
        作品ごとに描くものが全く違うので、飽きることがなく毎日がとても楽しいです

        携わった作品  銀魂 完結編 万事屋よ永遠なれ、ログ・ホライズン
                              名探偵コナン 異次元の狙撃手、名探偵コナン 業火の向日葵

    Q,2 進学先、専攻について

        日本電子専門学校 アニメーション科

    Q,3 進学先を選んだ理由

        私は高校に入る前から 背景美術の職に就くことが夢だったので、背景の授業内容が
        充実している日本電子専門学校を選びました。

    Q,4 進路先でどのような時に上矢部での経験を活かせましたか

        アニメーションでは様々な技術が必要になるので、上矢部で学んだこと全てが役に立った
        と思います。中でもデッサンは、就職活動の際に自分の強みになりました。

    Q,5 高校生の頃の夢をどのようにして実現しましたか

        1年後2年後の自分を想像して[ その自分になるには、今 何をしたらいいのか ]を考えながら
        努力していたら、いつの間にか夢が叶っていました。

    Q,6 上矢部の在校生にメッセージをお願いします

        上矢部高校で学ぶことは、これから先の人生で 大きな財産になると思います。多くのことを
        学んで、将来に繋げていってください。

    Q,7 参考作品画像

柏村1            柏村

             本校卒業制作作品(水彩画)                                 専門学校時の作品(CG画像)



25期(2010年)卒業生の山本 かりんさん

    Q,1 就職先について

        日用雑貨の企画、デザイン(商品の2D3Dの製図、モデル作成、塗装、検品など一通りの業務を
        担当します) キッチンツールや掃除用品まで幅広く携わっています。

    Q,2 進学先、専攻について

        桑沢デザイン研究所 総合デザイン科 プロダクトデザイン専攻

    Q,3 進学先を選んだ理由

        学費の安さ、立地、先輩デザイナー、学校の雰囲気

    Q,4 進路先でどのような時に上矢部での経験を活かせましたか

        デッサン。私生活→早起き(吹奏楽部の朝練)

    Q,5 高校生の頃の夢をどのようにして実現しましたか

        高校の頃の夢は、「とにかく学校で多くを学んで早く就職する、自立する」、
        「自分がデザインした商品を、多くの人に使ってもらいたい」そして「自分の楽器を買って楽団に
        入ること」でした。桑沢に入ってからはとにかく課題を必死にこなし、専門外の授業にもこっそり
        出たりしていました。あの頃必死になって学んで、就活したからこそ今の職場に出会えたのだと
        思っています。初めて自分がデザインした商品をお店で見た時は、感無量でした。
        (その商品を買い物かごに入れてレジへ向かうお客さんに、握手を求める衝動を抑えるのに必死
        でした。笑)そして初めて頂いたお給料で、念願のテナーサックスを購入、楽団にも入って休日は
        演奏を楽しんでます。

    Q,6 上矢部の在校生にメッセージをお願いします

        高校生ってお金はないけど時間はあったような気がします。大したことは言えませんが、精一杯遊ん
        で、精一杯悩んでほしいと思います。応援しています。

    Q,7 仕事場の画像

山本

写真は会社の中の工具室で実験用モデルを作成中のところです。



今後各分野で活躍する卒業生を紹介していく予定です。